いざ、出陣。
「将来なりたいものを書きなさい」
年長さんのとき、保育園でみんながそれぞれの将来を書きました。
特になりたいものがなかったその頃の私は、
「ケーキ屋さんになりたい」と、とりあえず書いておきました。
ケーキ屋さんになりたいわけではないのに。
決していろいろなことをおろそかにしてきたわけではありません。
目も前のことは誠実に精一杯やってきたつもりです。
でも、小さなころ思わず出てしまったその「とりあえず」癖を
いまもどこかにひっそりと抱えているような気がします。
今、自分がいる場所。
ぬるま湯ではないだろうか―?と思っています。
そろそろ出発しなければ、と思っています。
生まれてから今日までの時間があっという間だったように、
40の私も、50の私も、70も超え、どれだけ年を重ねても、
振り返れば人生はきっとアッという間に違いない。
「出陣」
それが、30歳の抱負です。
つい先ほど30歳になりました。
今年中にやりたい抱負があります。
今日から1年後に、自分に「合格」をあげられるようにしたいと思います。
必死さも手を抜いたことも隠せない自分自身で、自分にOKが出せるように。
それでは、行ってきます。
そしてみんな、どうもありがとう。
涙は、ケーキのロウソクの煙のせいです。驚いたから。