カントーからのメコン川クルーズの途中、カフェでブランチをした。
水上マーケットを見て 、
ライスペーパー工場を堪能 した後、カフェへ。
ハーさんに導かれるままに下りたそこは、日本の地方を彷彿とさせる、のどかで静かな場所だった。
イギリス人の…うーん、名前がないと書きづらいな。そうだ、デイビッドでいいか。
デイビッドはタイガービールを注文。ベトナムでビールを頼むと、もれなく大量の氷入りジョッキが出てくる。胃腸へのいたわりか(氷にやられるとか)、薄まるのがいやなのかはわからないけどデイビッドは氷を断る。わたしはといえば、ベトナムでは喜んで氷入りビールを飲んだ。じっとりとムシ暑いベトナムでは、氷をガシガシ入れたビールがとても美味しく感じたからだ。
私はカフェ・スアダー(アイスコーヒー)を注文。滞在中、何杯飲んだかわからない。どんなヘンピなところでのんでも倒れそうなほど美味しいんだもの。
ハーさんと、舟漕ぎフィアンセがおいしそうなものを食べていたので、私も真似してひとつ注文。これは何だろう? 鳥肉にパクチー、唐辛子、生姜も入っていた気がする。クロっぽい麺は何だっけ? こうして、現地の人が普通に食べているような食事にありつけるのはとてもうれしい。そしてそれらは間違いなく美味しい。この一皿も、スッパ辛くて絶品だった。
あ! いま思い出した。そういえばこれはカフェのメニューではなくて、数軒隣のお店で買ったものをモノを持ち込んだんだった。
ココナッツの生の果肉ってツルツルキュキュッとしていて、ほんのり甘いのね! 乾燥ココナッツよりも、もっとずっと上品な味だ。エレーナはお気に召したようで2つも食べていたからすごい。でも2個目は「ジュースはいらないから実だけ食べたい」と。たしかに。
カフェからの眺め。遠くには数々の舟が見える。
「Tam」かな? 「Jam」かな?
何をするでもなく、ここで1時間以上ダラダラと過ごした。
カフェから数十メートル先には米倉庫みたいなのがあって。
みんな一生懸命、タンカーから米を降ろしたり、なんやかんやと作業をしていた。
多分精米機。
このまま食べる米なのか、フォーなど麺に加工されるのかするのだろう。
背丈ほどのほうきを抱えてぐーるぐーる踊っていた子どもと一緒に遊びたかったのだけど、近くにいたお母さんから警戒臭を嗅ぎ取ったので自粛した。どっからどうみても害なんてあたえそうもないはずなのに(<私)。
倉庫を出て小道を歩くと、簡易すぎるほどのスイーツのお店があった。具なしのカレーパンみたいな揚げパンで、ココナッツでできたむっちりした甘いかたまりを挟んで食べる。これがまたシンプルで超旨い。おそらく相当ハイカロリーだけど、「あぁおいしい」とため息が出てしまうのでした。
もう一度カフェに戻って、ちんたらして、だらだらして。ひとしきりゆっくりしたあと、やっと重い腰を上げた。次の目的地がどこなのかわからないけど、とにかく席を立つ。お金もテキトウに払う。そして、再び舟へ。
トイレは大丈夫かと聞かれた。「行くー!」と答えてすぐ、「やっぱいいです」と足を止めた。だってさ、ここに来る前に寄ったライスペーパー工場のトイレはこんなだったんだもん↓。
↑トイレ。
・・・。
いやいやいや。