南仏日記は終わったと思っていたらおー間違い。
写真は、南仏“EZE”村で見つけたポスト。人通りの多い場所に忽然とあり、しかもどちらかというと壁と同系色でちっとも目立たない。書いた手紙でもあれば入れてよ、という控え目な存在感に、少し心が緩んだ。
昔は手紙をよく書いていたのに、いまやすっかり書かなくなって、
暑中見舞いのお返事も一通、まだ書いていないのがある。
何て言い訳を書こうかと悩み初めてかれこれ2週間。
それでも筆は以前よりずっしりと重く、なかなか持ち上がらないのだ。
いっそ赤く色づいた葉でもあれば、秋のお知らせを送れるのに。