ムール貝を食べました、83個。
コートダジュールで過ごした6日間のうち、最も多く訪れたのが、Villefranche-sur-Mer(ヴィルフランシュ・シュル・メール)という、とても小さくのどかな港町。
海辺にはジャン・コクトーが修復装飾を手がたという教会があり、それを見るために寄ったのだけど、サーモンピンクの壁に囲まれた町の色や、入り江に浮かぶ小さな小舟たち、ニースの海岸に比べてこじんまりとしたビーチが、とても居心地がよくて、時間が許す限りこの町でぷらぷらしてたっけ。
「行くぞ!」という気負いがなかった町だけに、その居心地のよさはうれしい発見だった。だ~からこんなに食べちゃったんだよ、ムール貝。一見して多かったので、頑張って数えました。
83個ありました。この数ってフランスではあたりまえなのかな?
レオンもこんなに多かったっけ??
どん!
とテーブルに置かれた鍋。若干ビクビクしながら開けてみると…
わーお!多~い~(笑) 底がまったく見えません。
ただでさえ暑いのに、蓋をパカっと開けたら熱気ムンムン。その熱気にちょっぴり怯みました。
もちろん
バゲットが付く。
そして
ポテトも付く。
これで、12ユーロ。
安い?
多分、安いほうです。
プリプリッって身が鳴いていて、小粒だけど超おいしい。
50個・・・。
こ、この辺でちょっと休憩。お腹が一杯になってるのはもちろんだけど、おいしくてパクパク食べるもんだから、貝を持つ左手と貝を挟む右手が悲鳴をあげだしたのでした(汗)
「よし!行くぞ!」みたいな戦闘態勢でやっとたどり着いた鍋の底。このスープがまたミルキーで美味しくて♪ バゲット浸して食べたらシアワセでした。あ~! もう何も食べれない、絶ッ対にムリ!
って思っていたんだけど、やっぱり別腹(ムフフ)。赤いフルーツのクランブル、だったかな? 確か7ユーロぐらい。これで7ユーロなら、ムール貝12ユーロは超お得だ。
お店の名前は「MICHEL」。パラソルでつくられた木陰はちょうどよくて、たっぷり3時間ぐらいかけてお昼をとって、本を読んで、のんびりと過ごした場所。
83個はもしかしたら食べすぎかもしれないけれど、
最後まで飽きることなく美味しく食べちゃった。
海の幸が豊富な場所だからどこで食べてもおいしいのかも知れないけれど、
ここのムール貝は「好き~!」な一皿、いやひと鍋でした。
・・・やっぱ、正直に言います。
83個はさすがのワタシにも多かった!! 絶対盛りすぎだ~!