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ネコな海老


by neko_ebi
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ブラジル家族事情

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ブラジル滞在中、寝床や食事、送り迎えなどでお世話になりっぱなしだったミエ叔母さんには3人の子どもがいる。高校三年生の長男、その下に高校1年生の次男、一番下が小学生の長女。滞在中、次男が誕生日を迎えたため、リベルダージという日本人街にある中華料理屋へお祝いディナーへ向かった。




「PC使いたいならこっちの部屋でできるよ」って、使いづらい日本語で教えてくれたのは長男で、負けず嫌いでシャイなマッチョボーイ。
「一緒に卓球やろうよ」「心配だから、僕のテレホンカードをあげる。何かあったら電話して」と言ってくれた次男は、オシャレで甘えん坊の優しい紳士。
日本語を話すのに照れて、「ユキに畑を見せたいの」と誰かを通じて私にコンタクトをかけてくる長女は、ママとマニキュアが大好きなかわいいおしゃまさん。

3人の子どもたちに共通するのは、心根が優しく純粋でかわいすぎること。

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高校生の男の子二人は地下鉄やバスを使って一人で通学するが、小学生の長女の通学はミエ叔母さんが送り迎えをしている。車で送り迎えはサンパウロでは珍しくないようで、お友達のお母さんと交代になっているらしい。

子どもの数に対して学校の数が少ないからという理由で、ブラジルの小学校は午前コースと午後コースの2部制になっていて、どちらか好きなほうを選ぶことができる。どちらも一日の半分は学校にいかなくてよいので、空いた時間を習い事に使う。語学学校や公文、ピアノやバレエなど、かけもちでいくつも習い事をしていたりする。

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私と友達が出かけるとき、送り迎えをしてくれたり時に一緒に行動したりと、ミエ叔母さんはいつも一緒にいてくれたけど、子どもたちも学校や試験などの用事がないときは、どこへでも一緒についてきたがる。小学生はわかる。でも高校生の男子といえば、親を疎ましく思ったり、母親と出歩くのを恥ずかしがったりしてもよさそうなものなのに、みんなの体から「ママ、パパ大好き!」「兄妹も大大大好き!」「従兄弟も大好き!」というのが滲み出ていて、その香りはいつもわたしをニンマリとさせた。

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栄養士の仕事を辞めて育児のために専業主婦となったミエ叔母さんは、前にも書いた通り毎日魔法のように美味しい料理をつくり、素敵はお菓子を焼き、子どもたちに食べさせる。子どもたちはみな外食を好まない。家で食べるご飯やお菓子が、どこで食べる何よりおいしいからだ。

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中華料理屋で誕生日パーティーを開いたこの日、ミエ叔母さんが家で焼いたチョコレートケーキを持っていった。外食なのにケーキ持参。子どもたちもそれを喜ぶところがまた、幸せに満ち溢れている。ミエ叔母さんは、「いったい今日のどの時間を使ってケーキを焼いたんですか?」と頭を傾げたくなるほど、手際よくケーキを焼いた。

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みんながお母さんっこ(もちろんお父さんも大好き)。臆面もなくそれを外に出す。家族大好き♪ 親戚大好き♪ という気持ちが心の中だけじゃなく行動のすべてに表れていた。そしてそんな子どもたちを見るミエ叔母さんの顔はいつも穏やかで、目には、できる限りのサポートをし、ありったけの愛情をそれこそ溢れんばかりに注ごうという、優しさと強さがいつもあった。手作りのごはんやお菓子には、その想いがギュッと凝縮されている。

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もしも母親になるならこんな風になりたいと、将来の母親像に思いを馳せた。

「お母さんのごはんが一番美味しいから外食は嫌い」
って、子どもに言われたい。

「君のごはんが一番だから、飲み会断って帰ってきちゃった」
って、旦那さんに言われたい。

あたたかくておいしい、
家族を虜にしちゃうような料理を作れたらいいな(いつか)。

++

ま、ここ数日いつも砂糖と塩を入れ間違えて、
美味しい云々以前に「喰えるか!」って代物しか作ってない私が抱く夢としては、
恐れ多いんですがね。

※ミエ叔母さんは、私の友人の叔母。で、友人の家族はどうかというと、こちらもまた家族が大の仲良し。ブラジルって家族愛が強くて、かつ、その表面化レベルがとても強い気がする。日本でも仲良し家族はいくらだっているけど、なんていうかブラジルは、その家族愛が目に見えてにわかりやすいと思った。そして、それはとてもよいことだなと。
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by neko_ebi | 2010-02-10 07:23 | 旅(ブラジル)